NOW ON AIR !
番組表

2025年02月28日 15時08分
宮崎市の代執行による解体作業はじまる「青空ショッピングセンター」老朽化で倒壊などのおそれ
宮崎市は、老朽化によって建物の一部が倒壊した青空ショッピングセンターで、28日から所有者に代わって倒壊のおそれがある建物などの解体作業をはじめました。
28日は、宮崎市の清山市長が代執行宣言を行いました。
「法律に基づいて代執行を実施します。」
(早瀬純哉記者)
「青空ショッピングセンターでは、道路前の店舗が取り壊された後も、解体されていない建物やがれきの山が残っていて危険な状態です。」
宮崎市の橘通西にある青空ショッピングセンターは複数の建物が連なる商店街で、築70年以上経つ建物もあり、老朽化が進んでいます。
宮崎市は、おととし空き店舗の一部が崩れたことをきっかけに、倒壊などの危険がある建物の所有者に対し、撤去を求めていました。
2月25日の時点で、163人いる建物の所有者のうち16人は所在がわからず、一部を除いて解体は進んでいませんでした。
このため市は1月末までに対応されなかった区画について、所有者に代わり解体する行政代執行を始めました。
対象は52棟にのぼる建物と市道にかかるアーケードです。
(宮崎市 清山知憲市長)
「我々の手で、解体・除却をさせていただくことで、街中の危険な建築物が取り除かれることになって、宮崎市もより安全な街になっていくのではないかと期待している。本来、権利者の皆様方において負担していただくべき費用。粘り強く請求をしていくことになろうかと思う。」
宮崎市は「3月末までに解体を終えたい」としています。