番組表
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2025年02月28日 18時50分
行き先は宮城県仙台市”岩切”駅 企画者も参加者も全員「岩切さん」ツアー
参加者限定の珍しいツアーが、28日、宮崎空港を出発しました。目指す先は宮城県の「ある駅」です。このツアー、どう珍しいのでしょうか?
(児玉泰一郎アナウンサー)
「あちらに集まってる方々が、珍しいツアーに参加する方ということなんですが、一見…なにか珍しいという印象はありませんね…」
企画した旅行会社に聞くと。
Q.ツアーの目的地は?
「宮城県仙台市にあります、岩切(いわきり)駅になります」
一行は、名古屋からフェリーで仙台港へと向かい、電車で仙台市の「岩切駅」を目指すそうです。
Q.岩切駅を目指すのはなぜ?
「なぜといいますと、今回、”岩切さん限定”のツアーで」
「ちょっと待ってください。岩切さん限定?」
「はい」
参加者の名前を聞くと…
(参加者)
「岩切です」
「岩切です」
「岩切です」
そう、このツアーは、岩切さんが岩切駅を目指す「岩切さん限定ツアー」
宮崎空港からは5人が出発し、名古屋で4人が合流するそうです。
ツアーを考えた名古屋市の名鉄観光サービスの社長に、なぜ企画したのか聞くと…
Q.最初にお聞きしたいんですけど社長の名字はなんでしょうか?
「私の名字は岩切です。」
さらに岩切社長は…
「祖父が、宮崎交通創業の岩切章太郎ですので。」
岩切社長の祖父は「宮崎観光の父」と呼ばれる宮崎交通の創業者・岩切章太郎さん。
同じ経営者となったいま、祖父は目標とする存在だそうです。
(名鉄観光サービス・岩切道郎社長)
「祖父が、また来たいと思わせるが大事だ、というようなことを常々言ってたっていうのは聞いてますけど、やはり我々も一緒で、もう1回、名鉄観光の旅行に行きたいと、今でいうリピーターをどう繋いでいくか、ということなんですけど、何かぐっと刺さるもの。本当に興味を持った人たちが少人数でもいいから、仲間になりながら動けるような企画が必要だと思っています。」
ツアーには、岩切社長も名古屋から参加者として合流するそうです。
名鉄観光によると、宮崎県内におよそ5000人いるという岩切姓。
ちなみにこの文字スーパーを作ってるのも…
「岩切です」
…という、宮崎県民にはおなじみの岩切姓ですが、「名字が同じというだけで一緒に旅行する機会は普通はない」と参加者は興味を持ったようです。
(参加者は)
「一番は岩切さん、どういう人が集まるかというのと、そこでどういう話が繰り広げられるのか。」
こちらのご夫婦の参加理由は…?
(参加者は)
「結婚記念日が2月24日なんですよ。結婚60年の。それでちょうど良かったていうので参加した。」
Q.(奥さんは)岩切になって60年?
「そうです」
参加者はツアー中オリジナルの岩切Tシャツを着て、交流会などをして親睦を深めながら岩切駅を目指します。
(児玉泰一郎アナウンサー)
「岩切さん、いってらっしゃい」