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2025年03月03日 18時47分

その名も「筋肉ブロッコリー」 販売ターゲットはアスリート・生産者が”逆指名”

宮崎を代表する野菜へと今後成長できるのか。
ブロッコリーの話題をお伝えします。

農林水産省の作物統計調査によると、ブロッコリーの出荷量はデータがある1989年の7万7000トンから年々増え続け、およそ30年で2倍に増えています。

農水省よりますと出荷量増加の背景には、健康志向による需要の高まりなどがあるそうです。
こうした中、県内と千葉県の企業が共同でアスリート向けのブロッコリーを開発しました。

その名も「筋肉ブロッコリー」。
販売戦略を聞きました。

農作物の収穫予測などを行う千葉県のINGENと県内で野菜や果物のブランディングや販売を行う「やお九州」が開発した「筋肉ブロッコリー」。
「生産者から購入者を逆指名する」そんな斬新なアイデアで商品化されました。

(INGEN 櫻井杏子社長)
「誰に喜んでもらうために自分たちは何を作っているのか、というのをこれが見えるような野菜・ルーツの仕組みを作りたい」

「誰々に食べてほしい…生産者から逆指名するような仕組み」筋肉ブロッコリーの開発チームによりますと、ブロッコリーは一般的に他の野菜と比べ、筋肉を構成する成分である必須アミノ酸BCAAなどが豊富に含まれています。

そのため、トレーニングに励む人に好まれる野菜です。

(ボディビルダー マッスル井上さん)
「ほぼ毎日食べています。だいたいブロッコリーを1日1房か、別の野菜を食べるときは2日で1房とかそういう感じで食べます」

筋肉ブロッコリーでは、必須アミノ酸に着目し、含有量をさらに向上させるよう品種選びや土壌作りから研究を進め、1年かけて作られました。
ちなみにそのお味は…

(今栖那菜記者)
「噛み応えがあって、噛めば噛むほどブロッコリー本来の旨味、そして甘さが感じられてとても美味しいです」

(やお九州 服部学代表)
「プロテインとか器具とか結構こだわりを持って選ばれているのですが、筋肉ブロッコリーがあればそっちを選んでもらうと。こだわりを持って選んでもらえるという環境を作っていきたいなと思っています」

現在、筋肉ブロッコリーは、宮崎市内2箇所のほか千葉や愛知、神奈川で試験栽培が行われています。
生産者の日高さんが試験栽培に協力した理由も…

(生産者 日高利浩さん)
「私の息子がサッカーをしていて、鶏とブロッコリーを食べるんですよ。それ見てちょうど(試験栽培の)話が合って「あ~それいいな」と思って」

「「筋肉ブロッコリー食べています」と言われたら(生産者も)すごく嬉しいと思う」

(やお九州 服部学代表)
今後は産地を全国に広げていって、地産地消で筋肉ブロッコリーが全国各地のアスリートやトレーニングする人たちの手に届くようにしていきたいなと考えています」

プロチームの合宿受け入れなどで「スポーツランド」を推進している宮崎県。
食材でもアスリートを応援できるようになるのか。
農業関係者の新たな挑戦が始まっています。
今年度は試験販売。今月末まで宮崎市内のスーパーやホテル、トレーニングジムなどでおよそ1万5000株を販売。

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