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2025年03月07日 18時44分

小説で呼びかける「スマホで転出届」引っ越しシーズンの混雑防止

まもなく引越しシーズンを迎えますが、宮崎市ではスマホを使った転出届の手続きを呼びかけています。

その呼びかけ方法…なんと「小説」なんです。

(秦萌)
「普段皆さんが窓口で行っている手続きの中で、転出はスマホでできるんですが、これをPRしようと小説を書いたのが宮崎市の職員なんです」

小説を作ったのは宮崎市 市民課の日高陽吾さんです。

(宮崎市市民課 日高陽吾さん)
「SNSを通じて若い世代に広まるものを目指した時に、小説という題材が話題性があって面白いのかなと思って取り組みました」

Q.文章書くのは得意?
「好きですね」

転出届は、おととしからマイナンバーカードがあればスマホで提出できるようになっていて、所用時間は5分ほどです。
しかし、宮崎市の去年の利用率はおよそ4割にとどまっています。
宮崎市によりますと、去年3月に転出したおよそ2200人のうち、およそ6割が10代と20代。

この世代をターゲットにスマホで転出届が出せることを周知するため、宮崎市が考えたのが、市の公式Xにイラストと小説を投稿することでした。

(小説)
「転出は今の時代、市役所行かなくてもスマホからできますよ」
「昨年スマホからの転出を経験済みの僕は得意げに答えた」
「そうなんだ。知らなかったな。最近娘にも言われているんだ。海の波もいいけど、ちゃんと時代の波にも乗らないとって」

小説は、引っ越しをテーマに旅立ちを綴った全3話の短編集で、7日午後7時に宮崎市公式Xで第1話が投稿されます。

帯の推薦文を書いたのは小説を読んだ清山市長です。

(宮崎市市民課 日高陽吾さん)
「しっかり確実に読んで頂かないと、見て頂かないと伝わらないと思いまして、小説を読んで、スマートフォンで転出できることをまず知って頂きたいです」

宮崎市では、この小説を家族や友人などに広めてもらい、スマホによる転出届の利用率増加に繋げたいとしています。

今月14日から23日にかけて宮崎市内の蔦屋書店で小説の表紙が描かれた紙製のブックカバーを無料で配布するということです。

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