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2025年03月07日 18時42分

西都原考古博物館 「非常に珍しい」もう1つの船形埴輪を復元展示

8日から西都原考古博物館で始まる展示会では、復元された「もう1つの船形埴輪」が初公開されます。
この埴輪が今に伝える古墳時代の西都原の姿とは。

西都原考古博物館の開館20周年を記念して開かれる展示会。
見どころは「もう一つの船」、今回、破片から復元された船形埴輪です。

西都原古墳群から出土した埴輪では、国の重要文化財に指定されている子持家型埴輪と船形埴輪が有名ですが、実は2000年に、もう1つ、船形埴輪が見つかっています。
当時は見つかった破片が少なく、全体的な形や構造が分かりませんでしたが、今回およそ2年かけて復元されました。

(西都原考古博物館 東憲章副館長)
「ひとつの古墳群から2体以上(の船形埴輪)が出たのは、この西都原が(国内)3例目。非常にめずらしい」

死者の魂を運ぶといわれる船形埴輪ですが、西都原で見つかった船形埴輪からは、他の意味があったことも読み取れるといいます。

(西都原考古博物館 東憲章副館長)
「西都原で出ている船形埴輪は、2つとも非常に写実的。古墳に葬られた人が、生前、船に乗って外洋を行き来するような活動をしていたのでは」
「中国大陸、朝鮮半島、南西諸島との交流・交易を担う役割を、ヤマト政権から期待されていたのでは」

船形埴輪は、船の突起や模様など、細かい部分まで作り込まれていて、展示では、最新の技術を使い船底なども見ることができます。

(西都原考古博物館 東憲章副館長)
「西都原の地に2種類の船形埴輪が存在したこと、ヤマト政権との関わり、考古学や埴輪の研究方法の進化など、様々な側面で展示会を楽しんでもらえるのでは」

展示会は、9日から来月13日まで開かれます。

3月6日(木)

3月5日(水)

3月3日(月)

2月28日(金)

2月27日(木)

2月26日(水)

2月24日(月)

2月19日(水)

2月18日(火)

2月17日(月)

2月14日(金)

2月12日(水)

2月10日(月)

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