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2025年03月10日 18時50分

「備蓄米」の入札始まる 宮崎県内の集荷業者は

コメの値上がりの歯止めになるのでしょうか?
コメの流通の円滑化を目的に、10日から政府が放出する備蓄米の入札が始まりました。
宮崎県内の消費者や飲食店事業者からは、1日も早い値下がりを望む声が聞こえてきました。

(消費者)
「高い。高すぎて買えないけど買わないといけない。少しでも安くしてもらいたい」

農林水産省のまとめによりますと、全国約1000店舗のスーパーにおけるコメの販売価格の平均は、2月23日までの1週間が5キロあたり3939円で前週から47円上昇。去年の同じ時期と比べると倍近く値上がりしています。

国は「コメの流通に問題がある」として、備蓄米21万トンの放出を決めていて、10日から初回の15万トン分の入札を始めました。
入札の参加条件を満たす宮崎県内の集荷業者を取材すると、JAみやざきは「きょうの入札には参加していない」、宮崎県主食集荷協同組合は「入札に参加したかどうかは答えられない」と回答しました。

JAみやざきは、入札した備蓄米と同じ量の買い戻しをすることが条件になっていることから、今回の入札には積極的に参加しにくいとした上で、今回の備蓄米放出で「コメの価格がこれ以上値上がりすることはないのではないか」と見ています。

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