12日の宮崎県内は各地で最高気温が20℃を超え、春の陽気となりました。
こうした中、宮崎県串間市では早期水稲の田植えが始まりました。

串間市南方にある森通弘さんの水田では、12日から早期水稲の田植えがスタート。
親戚などと一緒に新調したばかりの田植え機を使って『あきたこまち』の苗を次々に植えていました。

JAみやざきはまゆう地区本部によりますと、串間市の早期水稲は今シーズン、例年並みの936トンの収穫を見込んでいます。

（コメ農家　森通弘さん）
「去年が若干、宮崎は不作気味だったので、今年は豊作になってもらいたい」

コメの店頭価格の値上がりが続く中、森さんは買い控えにつながらないかと懸念しています。

（コメ農家　森通弘さん）
「全ての経費が上がっているので、コメはちょっと高くなってもらわないと困る。しかし今の量販店の価格は異常です。コメの価格高騰は農家には困ります。買い控えになる可能性がある」

串間市の早期水稲の田植えは3月下旬にかけてピークを迎え、7月中旬の収穫を予定しています。