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2025年03月13日 18時50分
「すぐにそのまま認めるわけにはいかない」Fー35B垂直着陸訓練 河野知事が九州防衛局に申し入れ

新富町の航空自衛隊新田原基地に来年度配備予定のステルス戦闘機Fー35Bの垂直着陸訓練についてです。
河野知事は九州防衛局の幹部に「すぐにそのまま認めるわけにはいかない」と申し入れを行いました。
県庁を訪れたのは、九州防衛局の信太正志次長など4人です。
防衛省は新田原基地に配備予定の最新鋭のステルス戦闘機Fー35Bについて、当初の計画を変更し、通常の着陸より騒音が大きい垂直着陸訓練を夜間を含め実施する方針を示しています。
信太次長は「訓練回数の見直しなどの要望があがっていて、関係自治体と調整した上で真摯に対応していきたい」と説明しました。
これに対し河野知事は…
(河野俊嗣知事)
「安全保障環境が厳しさを増していることは前から言われていることで、当初のような説明がいかがななものだったのか。場合によってはそういうこと(垂直着陸訓練)もあり得るという説明はなかったのだろうか。防衛は国の専管事項であり、様々な機密情報があろうかと考えています。その上で、いかに地元との信頼関係のもとで基地と共存するかというところを考えて頂きたい」
(九州防衛局・信太正志次長)
「重く受け止めて地元の皆様の理解が得られるように、進めていきたいと考えています。訓練の必要性、どこまで抑えられるのか、そういうことを防衛省としても真摯に検討したうえで地元に説明させて頂きたいと考えています」
九州防衛局では、来月新富町の区長会での説明会を検討しています。