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2025年03月13日 18時46分

南海トラフ地震の津波を想定 固定翼ドローンによる被災調査の実証実験

南海トラフ地震の津波を想定し、長距離飛行が可能な固定翼ドローンで、延岡市や門川町の被災状況を調べる実験が行われました。

実験は九州地方整備局が行ったもので、延岡市方財町から門川町南町の公園まで、事前に設定した海上を通るルートに沿って固定翼ドローンを自動で飛ばしました。

固定翼ドローンは、プロペラのみのドローンに比べ、長距離飛行や高速での飛行が可能です。

13日の実験では、往復およそ50キロの距離を安全確認などを行う補助者を配置せずに、ドローンを操縦者から見えない距離まで、飛行させました。
また、ドローンが撮影した映像を九州地方整備局に配信する流れも確認しました。

(九州地方整備局・工藤勝次 総括防災調整官)
「被災すると、その現場に入れるかが非常に問題になりますので、早い段階で状況を把握するうえではこういったドローンの活用も今後検討していきたいと考えています」

また、このドローンは赤外線カメラで被災者を捜索したり、被災地の3次元データを記録したりすることも可能だということです。

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