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2025年03月21日 18時47分

6世紀中ごろ作られたか…百足塚古墳から出土した埴輪 国の重要文化財指定へ

毛を逆立てる鳥形埴輪や家形の埴輪。

宮崎県新富町にある百足塚古墳から出土した人物や動物などの埴輪78点が国の重要文化財に指定されることになりました。

百足塚古墳は、新富町の一ツ瀬川左岸の台地にある新田原古墳群に属する全長約82メートルの前方後円墳で、6世紀中ごろに造られたと推定されています。

今回、国の重要文化財に指定される埴輪は、古墳時代後期の祭祀や生活文化、また、ヤマト王権の政治や文化的影響を考える上で重要な資料だということです。

(新富町教育委員会 森中明音主事)
「南九州ではこれほど(形象埴輪が)出土している古墳はない」
「全体がはっきりわかるような形で出土するのはなかなかない、当時の様子がうかがえるような埴輪が出土しているというのはたいへん貴重」

国の文化審議会は21日、百足塚古墳出土埴輪を国の重要文化財に指定するよう文部科学大臣に答申。
重要文化財に指定される埴輪の一部は新富町図書館内にある資料館に展示されています。

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