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2025年03月25日 18時45分

小学生がヘアドネーションに挑戦!病気で髪を無くした子たちに「頑張れ!」と応援してあげたい

特集です。病気や事故などで頭髪に悩みをもつ子供たちに髪の毛を寄付する「ヘアドネーション」という取り組みに宮崎市の小学生が挑戦しました。困っている人たちの力になればと、生まれて初めて髪を切りました。

西池小学校2年の湯田壱華さん。先週、母の久美子さんと市内の美容室を訪れました。

(湯田壱華さん)
Q.どうして髪を切るの?

「ヘアドネーションをするから」

ヘアドネーションとは、抗がん剤治療や脱毛症などで頭髪に悩みをもつ18歳以下の子供たちのために、寄付された髪の毛を使って医療用ウィッグを作り、無償で提供する取り組みです。

(湯田壱華さん)
「小さい頃から髪を伸ばしていたら、ママがヘアドネーションを教えてくれて、病気で髪を無くした子たちに「頑張れ!」と応援をしてあげたくて、ヘアドネーションをしてあげたいと思いました。」

Q.どのくらい伸ばした?
「いま8歳だから0歳から8年間」

生まれてから一度も髪を切ったことがないという壱華さん。髪の毛の長さは約105センチまで伸びました。

(母 久美子さん)
「お風呂で洗う時も、絡まったりすると1時間以上かかる時もある。小学生になってからは自分でトリートメントもするようになったので、1人で1時間ぐらいかけて頑張っている時もありました。いざ(切る)となると、寂しい気持ちもありますけど、役に立つ子がいるとありがたい」

寄付の条件となる31センチ以上の長さに髪を結び、いよいよ初めてのヘアカット。最初にハサミを入れたのは…。

「いつもヘアドネーションの時はお母さんにやってもらっているので」

「えっ、良いんですか?緊張する…」

「切り終わりました!すごく長い!」

このあと壱華さんは、約1時間かけて美容師に髪を切ってもらい、初めてのミディアムボブスタイルに…。

(湯田壱華さん)
Q.新しいヘアスタイルはどうですか?
「うれしい!気に入った!小児がんの誰にあげるか分からないけど、うれしいと思ってもらえるように髪を使ってほしい」

(母 久美子さん)
「初めての経験だったのでお互いドキドキしていたんですけど、お友達などに(この経験を)伝えてもらって、ヘアドネーションで困っている子供たちを助ける輪が広がってくれると良いと思います」

壱華さんの髪の毛は、母の久美子さんが大阪府のNPO法人JapanHairDonation&Charityに送り、頭髪に悩む子供たちのために役立てられます。

(湯田壱華さん)
Q.またやってみたい?

「はい。あと1回だけ…」

壱華さんが髪の毛を寄付したJapanHairDonation&Charityには毎年10万件以上の寄付が寄せられ、これまでに919個のウィッグを無償提供しているということです。

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