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番組表

2025年04月07日 18時49分
新燃岳の噴火警戒レベル「3」引き上げから1週間 火山性地震が増加傾向
新燃岳の噴火警戒レベルが「3」に引き上げられてから1週間が経ちました。気象庁は、火山性地震の回数が徐々に増加していることから、引き続き噴火の恐れもあるとして、警戒を呼びかけています。
気象庁によりますと、新燃岳では、3月28日ごろから火口直下を震源とする火山性地震が増加。地下のマグマやガスなどの動きを示す火山性微動も観測されたことから、3月30日に噴火警戒レベルを入山規制の「3」に引き上げました。
こちらは3月30日から4月7日午後3時までに観測された火山性地震の回数です。3月31日から4月3日までは減少していますが、その後、再び増加しています。
鹿児島地方気象台は去年10月以降、火山性地震が増加傾向にあると指摘します。
(鹿児島地方気象台 林幹太火山防災官)
「火山性地震が数日単位で増えて減ってを繰り返している。そういった中で、ピークの地震回数がだんだん増えている。もし噴火が発生した場合、弾道を描いて飛散するような大きな噴石が新燃岳の火口からおおむね3km発生する可能性がある。」
新燃岳では、噴火警戒レベル引き上げ以降、火山性微動は観測されていませんが、気象台は、引き続き噴火への警戒を呼びかけています。