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番組表

2025年04月09日 18時45分
「算数を頑張りたい」閉校予定の諸塚村の荒谷小学校に1人が入学
2年後に閉校する諸塚村立荒谷小学校で入学式が行われました。
新入生はたった1人。在校生や地域の住民が温かく迎えました。
新入生の甲斐慶大さんは、宮崎市出身。父親が荒谷小学校、母親が諸塚小学校で教諭をしていて、3年前から諸塚村で生活しています。
姉と兄も通っていることからこの日を楽しみにしていました。
(歓迎の言葉)
「お父さん、お母さん、慶大さんのことなら僕たちにぜーんぶ、どーんとまかしてください。」
(新入生 甲斐慶大さん)
「荒谷小学校の1年生になれてとても嬉しいです。」
1948年には148人が通っていた荒谷小学校ですが、現在の全校児童は慶大さんを含めて10人。
地元には来年度、入学する予定の子供はいません。
甲斐さんが、最後の入学生となる可能性もあり、会場には地元の人たちも祝福に駆けつけました。
(卒業生)
「(閉校は)やっぱりさみしいですね。でも本当にいい入学式だったのでこれが最後でも本当に感動しました。」
入学式が終わるとさっそく慶大さんは在校生と遊んでいました。
(新入生 甲斐慶大さん)
「優しいお兄ちゃんお姉ちゃんたち。(一緒に)ブランコとかうんていとかジャングルジムで遊んでみたい。」
(児童)
Q慶大さん入って嬉しい人?
「はーい。昼休みで楽しい思い出を作れたらと思います。」
(父親 甲斐正樹先生)
「地域の人たちに見守られながらの入学式で、この上ない感動です」
算数をがんばりたいと話す慶大さん。
学校生活に期待を膨らませていました。