番組表

2025年04月10日 18時47分
宮崎大学工学部 学校推薦型入試《宮崎県就職希望者枠》の1期生25人が入学「防潮堤を設計・施工したい」
宮崎大学の工学部で新入生の集いが行われました。
集まったのは”新たな枠”で入学した「1期生」たちです。
(佐々木紅音アナウンサー)
「こちらの教室に集うのは、宮崎大学工学部にある入試方法で入学した新入生たちです。ここにいる学生に共通しているのは、卒業後、宮崎県内での就職を希望しているということなんです」
「宮崎県就職希望枠」の一期生として入学したのは25人です。
宮崎県就職希望枠は、地域で活躍する工業人材の育成を目的に学校推薦型入試の一つとして今年度から導入されました。
この日は、今後の学び方についての説明や新入生同士の交流が行われました。
(情報通信プログラム細川虎樂郎さん)
「宮崎を中心にして、世界へ少しでも貢献できる人材になりたいと思っています」
宮崎県就職希望枠のメリットはまず「SPARCプログラム」という教育プログラムです。
地域の課題発見のためのフィールドワークやインターンシップに加え、新たな会社を起業するスキルなど実践的な教育を受けられます。
また、もうひとつの大きなメリットは県内企業98社が参加する「工学部ひなた応援団」に就職のサポートを受けられることです。
(宮崎大学工学部長・鈴木祥広教授)
「宮崎を愛する学生をしっかりと育てて、宮崎県に輩出していく、或いは世界に輩出していくということを期待しています」
今回の1期生たちはどのような目標を掲げているのでしょうか。
(宮崎県就職希望枠で入学した新入生)
「(県内の)河川の氾濫とかを抑制するための堤防建設とかを目標にしたい」
「鹿児島県の曽於市から来ました。南海トラフによる津波の被害が宮崎県は九州で一番という情報を知ったので、(将来は)土木職員になって防潮堤の設計や施工を行いたい」
宮崎県就職希望枠の25人を含む宮崎大学の新入生は、4月11日から講義に臨みます。