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2025年04月10日 18時49分

百日ぜきの感染者増加「1人かかると、10から15人ぐらいかかる可能性」乳幼児は重症化の恐れも

全国的に百日ぜきの感染が拡大しています。

県内でも増加していて4月6日までの1週間に報告された感染者は56人で、去年1年間で報告された数とほぼ同じ数になりました。
小児科医師は、大人が知らず知らずのうちに感染を広げる可能性もあると指摘します。
宮崎県によりますと、3月31日から4月6日までの1週間に県内の医療機関から報告された百日ぜきの感染者は56人で、前の週より20人増加しました。
この1週間で去年1年間の感染者数59人とほぼ同じ数の感染者が出たことになります。
百日ぜきは短い咳が続いた後にヒューという音が鳴り、感染力が強いという特徴があります。

(さとう小児科・佐藤潤一郎院長)
「1人かかると、10から15人ぐらいかかる可能性があると言われています」

百日ぜきは生後2カ月から2歳までの間に4回定期接種でワクチンを打ちますが、ワクチンを接種していない2カ月未満の乳幼児が感染すると、無呼吸発作など重症化する恐れがあります。

(さとう小児科・佐藤潤一郎院長)
「ワクチンを打ってない2ヶ月未満のお子さんたちがかかると、激しい咳だったり、場合によってはチアノーゼを起こしたり、あるいは無呼吸発作で急に亡くなったりする病気」

一方、大人が感染すると…

(さとう小児科・佐藤潤一郎院長)
「大人は症状が結構軽いので、大人は報告されてるよりも相当多い数がいるんじゃないかなと予想されます」

大人は百日ぜきだと気付かないことが多いため、知らず知らずのうちに周りに感染している可能性があります。
小さい子どもたち特に乳幼児への感染を広げないためにも基本的な対策は必要です。

(さとう小児科・佐藤潤一郎院長)
「基本的には飛沫感染がメインですから、咳とかしてるときは咳エチケットですね。マスクしたりとか、そういったことが大切です」

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