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2025年04月11日 18時47分

《おたふく風邪のワクチン》全国的に不足 6歳児の接種断る事例も「怖いのは合併症、特に難聴」

おたふく風邪のワクチンの供給が全国的に少なくなっています。
おたふく風邪のワクチン接種は任意で、宮崎市では1歳もしくは6歳での接種が多いですが、ワクチン不足により6歳児の接種を断る事例も出てきています。

宮崎市のさとう小児科では今月からこのようなお知らせをしています。
それは「年長児=6歳のおたふく風邪ワクチン接種の制限」です。

おたふく風邪のワクチン接種は任意ですが、宮崎市では1歳もしくは6歳での接種がほとんどです。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「1歳のお子さんたちを優先して打つようにしていますが、それも今ギリギリで、場合によってはちょっと1歳のお子さんたちも待ってもらわないといけないことも出てくるかなと懸念しています」

ワクチン不足は、国内でおたふく風邪のワクチンを製造するメーカー2社のうち1社が現在、出荷を停止しているため全国的に起こっています。
こちらの病院でも、おたふく風邪のワクチンの入荷数、在庫数は通常の半分以下になっているそうです。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「昨年度末12月~1月ぐらいから少なくなってきたような印象があります」

おたふく風邪の主な症状は、耳の下から顎にかけて腫れることで、発熱を伴わないこともあります。
県によりますと、今年に入ってから今月4日までに13人が感染。
感染が広がっている状況にはありませんが、おたふく風邪の怖さは、合併症にあります。

(さとう小児科 佐藤潤一郎院長)
「今言われているのは、難聴ですよね。大人になって難聴だった子たちをたどってみると、実はある時からおたふく風邪にかかっていたと後からわかる事例はあります」

佐藤院長によると、おたふく風邪の一番の予防法はワクチン接種。
医薬品メーカーからは9月の出荷再開見込みと連絡があったということで、
ワクチン不足はしばらく続きそうです。

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