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2025年04月11日 18時46分

宮崎・新田原基地《F-35B垂直着陸訓練》防衛省による住民説明会「犠牲強いられる」「もう少し検討を」

航空自衛隊新田原基地でのF-35Bの垂直着陸訓練について、防衛省による住民への説明会が始まっています。

F-35Bは最新鋭の戦闘機で今年度8機が新田原基地に配備されます。
こちらは説明会で公開されたF-35Bの垂直着陸です。
およそ2分かけてホバリングしながら着陸します。
通常の着陸ならばおよそ20秒です。

住民の大きな不安は「騒音」。
防衛省は音が出ている時間が長く「地元に負担をかける」と説明しています。
雨が降る中行われた説明会。
住民に話を聞きました。

(住民)
「今回どういうふうに変更になったのか説明を聞きたい」

Q.受け入れられるかどうかは
「難しいですね」

(住民)
「国防でも地元の人には大変迷惑かけている。その辺をどういう風に(防衛省は)説明するのかな。(受け入れられるかどうかは)今現にやっているからある程度は…」

(中村清子記者)
「説明会は午後7時から行われました。50から60の席が設けられたということですが空席もあります」

防衛省が検討する新田原基地での訓練頻度です。
今年度8機配備され、訓練回数は月平均およそ30回。
4年後には30機体制で月平均およそ100回に増え、6年後、馬毛島の整備完了後も月平均およそ80回訓練が検討されています。

夜間訓練は月平均およそ10回、およそ40回と増えていきます。
垂直着陸訓練は新たな戦闘機であるF-35Bのパイロットの養成が目的で「新規配属者向け」「基本的な技量維持の訓練」「さらに技術を上げる」3種類あることが示されました。
映像取材が認められなかった質疑応答での住民の声です。

「馬毛島での整備まで後ろ倒しできないか。それをしない理由を教えてほしい」

回答は、馬毛島が整備されていない中で垂直着陸に必要な滑走路の整備が出来ているのは新田原基地だけである。
馬毛島の整備完了後もF-35Bが配置されている基地で天候や環境など条件に応じてパイロットが経験を積む訓練を行うというものでした。

「今飛んでいるF15の飛行に加えてF-35Bが飛ぶことになるのか」

防衛省は2031年ごろには新田原基地の戦闘機の数は今の40機から60機と数が1.5倍に増えると説明しました。

「新田原基地がすごいことになる」
「もうちょっと検討していただきたい」
「なんで新田原にこんなに犠牲を強いられるのかなと思う」

説明会終了後、防衛省防衛計画課の下幸蔵大臣官房企画官に計画は変更しうるのか尋ねました。

「防衛省として何ができるかは考えなければいけないと思うが、それが何かは今は具体的には言えない」

(住民)
「(防衛省は)はっきり言わない。『(対策)やりますよ』『こうしますよ』と言わないといけないのに言わない」

住民説明会は4月11日は午後7時から新富町総合交流センターきらりで行われます。

4月11日(金)

4月10日(木)

4月9日(水)

4月8日(火)

4月7日(月)

4月3日(木)

4月2日(水)

4月1日(火)

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