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番組表

2025年04月11日 17時45分
野生イノシシの「豚熱疑い」確認を受け 宮崎県が豚熱対策本部会議

宮崎県都城市で野生イノシシの豚熱疑い事例が確認されたことを受けて、県は11日午後5時から豚熱対策本部会議を開いた。会議には河野知事をはじめ、県の幹部が出席。今後の対応を確認した。
県家畜防疫対策課によると、4月9日都城市の用水路で死んでいるイノシシを住民が発見し、市役所を通じて都城家畜保健衛生所へ通報した。発見場所の周辺10キロ内の養豚農場は97戸、17万4000頭。
宮崎家畜保健衛生所で10日、PCR検査を実施したところ「陽性」の判定。これを受けて国による確定検査を行うため、検体を東京都へ搬送。最終的な検査結果は11日午後10時に判明する見込みという。
国による確定検査で「陽性」と判定された場合、宮崎県内では初めての野生イノシシでの豚熱の感染事例となる。
「陽性」が確定した場合、発見地点から半径10キロの区域は「感染確認区域」に設定され、県では以下の対応を実施する。
1.捕獲の強化
自治体や県猟友会への情報提供・捕獲協力依頼
2.豚熱サーベイランスの強化
捕獲されたイノシシのPCR検査を少なくとも28日間実施
3.捕獲イノシシのジビエ利用を制限
感染確認区域で捕獲された野生イノシシは、検体で陰性確認された個体のみ処理・出荷が可能となる