宮崎県延岡市から万博デビューを果たすのは、世界最大級のカブトムシ。
ヘラクレスオオカブトのブリーダーとして国の内外のイベントにも招かれる延岡市北浦町の河野博史さんがこだわりの方法で育てたヘラクレスが出展されます。

（ヘラクレスオオカブトブリーダー　河野博史さん）
「世界から客が来るような、大阪万博、お誘いいただいて、本当に光栄なことだと思います」

ヘラクレスオオカブトに魅せられて3度にわたり世界最大級の個体を生み出してきた河野さん。

（ヘラクレスオオカブトブリーダー　河野博史さん）
「販売されているものを購入して飼育するのが普通だと思うんですけど、自分の場合は自分で作った幼虫のエサなど、できる限り自分の手だけで飼育している。」

今回は、昆虫の町おこしに取り組む福島県田村市から「昆虫サポーター」に委嘱されている縁で田村市が万博会場に設置するミニカブトムシドームに展示されることになりました。

（ヘラクレスオオカブトブリーダー　河野博史さん）
「こちらの2匹を万博に持っていこうと思っています。この個体がサイズが約179ミリ。かなり大きい部類と思います。」

河野さんが万博のために用意したのは、現在、飼育中のものでは最大で角が長い個体と、マニア向けの角が太い個体。
このほかにも、メスの成虫やさなぎ、幼虫を展示するそうです。

（ヘラクレスオオカブトブリーダー　河野博史さん）
「びっくりしてもらったり、感動してもらって、そこから興味を持ってもらい、よければ飼育にも携わってもらって、命の大切さなどを学んでほしいと思います。」

河野さんのヘラクレスオオカブトは、来月21日と22日に万博会場のEXPOメッセ内で展示されます。