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2025年04月16日 18時50分

新茶の季節「香り楽しんで」みやざき茶の初入札会

今年も新茶の季節がやってきました。宮崎市では、新茶の初入札会が開かれました。

入札会には、宮崎市清武町と田野町、西都市、日南市、串間市の5人の生産者から、早生品種の「さえみどり」と「はると34」約1.2トンが出品され、13社が入札に参加しました。

(竹下凜アナウンサー)
「こちらでは、お茶屋さんが茶葉の色や香りを確かめています。このあと、実際にお茶をいれてみて、味や風味まで確認します」

(新緑園 黒木信吾代表取締役)
「(荒茶は)触った感じがカサカサしていない。柔らかい感じで手に伝わるとおいしいお茶だと思う。(みやざき茶の特徴は)他県のお茶よりもうまみ、甘み、香りが強いと思っている」

16日の平均取引価格は、1キロ当たり6088円と過去5年間で最も高くなり、最高値がついた茶葉は1キロ当たり2万4111円でした。

(竹下凜アナウンサー)
「渋みが少なくてさわやかな香りがします。うまみが強いです。うまみのあとに、まろやかな甘みが広がります。とてもおいしいです」

宮崎市清武町の茶畑です。生産を始めて7年目になる石山裕介さん。出品した粗茶が16日の最高値を付けました。

農林水産省によりますと、宮崎県のお茶の生産量は全国5位。栽培面積や生産者の数は、減少しています。

茶葉から入れる緑茶の消費量も減少傾向にある中で、ペットボトルなど緑茶飲料の消費は増加傾向にあると言います。

急須でいれたお茶の魅力とは…。

(石山製茶園 石山裕介さん)
「急須で飲むということは、家族団らんの時間を作れたり、ゆっくりする時間を作れるというところにも魅力があると思います。宮崎のお茶は、各生産者の個性がしっかりあふれたお茶が多く、それぞれのお茶に特徴がある。私たち(生産者)も急須でお茶を飲む、茶葉を使ったお茶の飲み方を提案していきたい」

今年は春先の寒さもあって、じっくりと成長した新茶の香りを楽しめるということです。

一番茶の入札は、5月中旬まで行われます。

4月18日(金)

4月17日(木)

4月14日(月)

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