番組表

2025年04月21日 18時49分
HAROWグランドオープン 宮崎市の中心市街地の変化は
こちらは、宮崎市の中心市街地の地図です。
先週、高千穂通りと広島通りの中心に「HAROW」がオープンしたことで、宮崎山形屋を含む商業集積地の橘通りと宮崎駅やアミュプラザ、そして2つの商店街若草通りとあみーろーどの中心に、にぎわいの拠点ができました。
この「HAROW」が、県や宮崎市が目指す歩きたくなる街「ウォーカブルシティ」実現の追い風となるのか。
実際に歩いて街中の変化を調べてみました。
(早瀬純哉記者)
「まずは宮崎駅前にやってきました。これからHAROW高千穂通まで実際に歩いて、どのくらいかかるのか、どういう雰囲気になったのか調べてみたいとおもいます」
その距離、およそ500メートル。
ビルや街路樹のクスノキによって、影もできるため日差しの強い日でも歩きやすい空間です。
(早瀬純哉記者)
「私が歩く速さで、宮崎駅からHAROW高千穂通までは、およそ6分ということが分かりました。意外と近いですね」
先週金曜日グランドオープンした「HAROW」。
21日の午前中には高千穂通り側の施設の前にあるテラス席でくつろぐ人たちもいました。
「うれしい。あまり遊ぶところがないので、こういう施設がたくさん出来てほしい」
「すごく開放感があって気持ちいい」
「宮崎駅の方から来た。テラスに人がいて気になった。道が広くなった印象で、安心して子どもと一緒に通れる空間になった」
大きく変わったのは目の前の「歩道」です。
これまで歩道に挟まれていた自転車通行帯を車道側に出すことで、安全性を確保。
歩道にテラス席の設置やキッチンカーの出店などもできる「ほこみち制度」も県内で初めて導入されました。
(県宮崎土木事務所 長瀬大輝技師)
「ただ通るだけじゃなくて、空間として賑わいが創出できる場所になればいいなという思いで整備された」
県は2028年までに宮崎駅前から橘通交差点までの700メートルすべてで、歩道と自転車通行帯の再整備を行う予定です。
(県宮崎土木事務所 長瀬大輝技師)
「ここ(歩道)が連続して駅に向かってまた戻ってくるという空間ができれば街全体として賑わいができる。県内県外から人が来るような場所になれば」
お昼時、特ににぎわっていたのは…。
(早瀬純哉記者)
「つづいては、広島通りに来ているんですが、あちらにはドーナツ屋さんに行列ができていたり、スーツを着たビジネスマンが多く見られるなど賑わった様子です」
今回「HAROW広島通」では、先行開業に加えて飲食店など8店舗が新たにオープン。
昼休みにご飯を食べに来た人は…。
「最高。このへん飲食店がなかった」
「和洋中、その日に応じて食べられるのは非常にいい。(人が)増えるでしょう」
「HAROW」や歩道の整備で街の人たちからはにぎわい創出への期待の声が聞かれました。
これからの中心市街地に求めることは…。
「通学中に立ち寄れる場所が増えたらいい」
「通り沿いに(店舗が)あったらより選択肢が増える。ところどころこういうスペースがあったら利用しやすい」
「お店の雰囲気。一人で行っても他の人と交流が持てる場所が増えるとよりいい」
「駐車場。遠くから来て、ここをわざわざ歩こうと思うのであれば、停めやすい駐車場があって歩いた先に休める場所があってという形ではないと、いってどこに停めようかと迷って疲れる」
(県宮崎土木事務所 長瀬大輝技師)
「実際に歩道が整備されていくことで、ここの機運が高まって連続して、他の企業が店舗を置きたいというような機運が高まれば」
2年後には国スポ・障スポが開かれる宮崎県。
宮崎の玄関口となる、高千穂通りについて、宮崎市は今後も周辺の事業者などを集め勉強会を開き、ほこみち制度の活用などを検討していきたいとしています。