番組表

2025年04月24日 18時44分
HAROW特集「好きが詰まった」新しい形の本屋さん【トレリン】
4月18日、宮崎市にグランドオープンした複合商業施設「HAROW」。
24日のトレリンは、HAROWに入る新しいスタイルの本屋さんを紹介します。
訪れたのは、HAROW広島通1階にオープンしたZINEit!BOOKS。
(福盛英恵レポーター)
「店内はビビッドな黄色が印象的ですね。本がずらりと並んでいますが、一般的な本屋さんとはちょっと違うそうですね。」
(ジンイット 後藤修さん)
「ここは、みんなで棚を借りて自分たちの好きな本だったり、自分たちの作った本を売る場になっています。」
本棚は月3000円でレンタルできます。現在、棚主はおよそ30人いるそうです。
(ジンイット 後藤さん)
「年齢もお仕事もばらばらですし、学生さんが多いと思います。」
(福盛)
「それぞれの棚に名刺サイズのカードがついていますが、これはなんですか?」
(ジンイット 後藤さん)
「一棚ごとに自分の本屋さんだよ、と看板のようにわかりやすくつけていただいています。」
(福盛)
「棚主さんによって、カラーがそれぞれですが、特にこれ、本が1冊ずつ茶封筒に包まれていますよ。」
茶封筒に書かれた本の一節を見ながら、自分好みの本を選べる仕組みです。
(福盛)
「かめもときえさんの棚もありますよ。かめもとさんのキャラクターの塗り絵になっています。」
(ジンイット 後藤さん)
「こちらは毎月テーマを設けて、棚主さんがそれに合わせて選書して持ってきていただいている棚になります。」
他にも、宮崎大学短歌会に所属する学生などが詠んだ短歌集や、俳優で劇作家の濱田明良さんの短編8作がおさめられた本、子供の入院を経験したママが書いた本など、様々なジャンルの本が並んでいます。
(福盛)
「棚主のひとりグンジさんです。グンジさんの棚はどれですか?」
(棚主 グンジキナミさん)
「こちらになります。」
(福盛)
「ポップがたくさんで工夫されていますね。どんな名前をつけたんですか?」
(グンジさん)
「夏鳥文庫という名前にしました。」
(福盛)
「爽やかですね。」
(グンジさん)
「自分の個性を本棚で出したら、他の人たちとも本の話をできるという面白さがあると気づいたので、私も棚主になりたいと思いました。
これは、私のいわゆるZineといわれるもの、自費出版の本になります。今まで執筆してきたり、あちこちで発表してきたものを1冊の文庫本にまとめたものになります。
HAROWという場所が通りに面していて、いろんな人が来る場所なので、いろんな人の目に触れられたらと思います。」
棚主には、別の役割も…。
(ジンイット 後藤さん)
「棚を借りていただいた方は、1カ月に1回、お店番をしてもらっています。本が好きな人は本の話をしたいと思うので、本の好きな人同士で話せるような場になったらいいと思っています。」
本との出会いを次の誰かへ。
心動かされる素敵な本を探しに、まちなかの本屋さんを訪れてみては…。