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2025年04月24日 18時47分
百日ぜきの感染者今年に入って最多 “かぜ”の患者把握もスタート
咳が数週間にわたり続き、乳児の場合、重症化する恐れもある「百日ぜき」の感染が広がっています。
宮崎県によりますと、4月14日から20日までの1週間に報告があった「百日ぜき」の感染者数は88人で、前の週を20人上回り、今年に入って最も多くなりました。「百日ぜき」の感染者数は今年、すでに453人に上っていて、過去最多となっています。
そして、今回から新たに報告が始まったのは、「かぜ」の患者数です。
厚生労働省は、新型コロナウイルスの経験を踏まえ、未知の呼吸器感染症が発生し感染が広がり始めたときに速やかに探知しようと、今月7日から急性呼吸器感染症いわゆる「かぜ」を「5類」感染症に位置づけ。定点医療機関からの患者数の報告が始まりました。
急性呼吸器感染症は、咳・喉の痛み・呼吸困難・鼻水・鼻づまりといったいわゆる「かぜ」の症状をはじめ、新型コロナウイルスやインフルエンザ、百日ぜきなどの感染症も含まれます。
県内で4月7日から13日までに報告された急性呼吸器感染症の感染者数は1517人でした。厚生労働省によりますと、患者への影響はなく、診療上の扱いも変わりません。
「百日ぜき」などの流行も続いていますので、手洗い・うがいなど基本的な感染症対策を徹底していきましょう。