5月14日、航空自衛隊新田原基地所属のＴ－4練習機が愛知県で墜落した事故の続報です。

現場では、夜通しで捜索活動が行われていますが、搭乗していた2人はまだ見つかっていません。
航空自衛隊によりますと、5月14日午後3時8分ごろ、新田原基地所属のＴ－4練習機1機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落しました。

練習機に乗っていたのは、いずれも新田原基地第305飛行隊所属の井岡拓路1等空尉と網谷奨太2等空尉の2人で、井岡さんが後ろの席、網谷さんが前の席に乗っていました。
現場では、夜通しで捜索活動が行われていて、隊員がかぶっていたとみられるヘルメットや座席シートと思われるものなどが見つかっていますが、2人の安否は分かっていません。

（内倉浩昭航空幕僚長）
「国民の皆さま、宮崎県民の方々、新田原基地周辺自治体の皆さまに対して、改めてご心配していることについて深くお詫びしたいと思います」
「引き続き搭乗員および航空機構成品等の捜索に全力を尽くすとともに早急に被害状況について確認します」

Ｔ－4練習機は現在、飛行を見合わせていて、新富町によりますと、「5月15日は輸送機1機が着陸した以外は戦闘機などの飛行は確認されていない」ということです。

（新富町民は）
「自衛隊の方々が防衛のためにがんばっていらっしゃるので、もし可能性があるなら生きて見つかってほしいです」

墜落したＴ―4練習機は導入から36年が経っていて、フライトレコーダーやボイスレコーダーは搭載されていませんでした。

【5月15日午後６時時点の情報】