サッカー天皇杯の1回戦が24日、宮崎県新富町で行われ、宮崎県代表のヴェロスクロノス都農が格上のＪ3・ガイナーレ鳥取に勝利。2回戦進出を決めました。

（いちたにななリポーター）
「悪天候での開催となった天皇杯1回戦。ヴェロスクロノス都農の選手たち、入念に準備を行っているようです」

（観客は）
「とにかく勝つこと！1点でもいいから勝つこと！」
「ヴェロス絶対勝つぞ～」

九州サッカーリーグで首位を走るヴェロスクロノス都農。1回戦の相手は、Ｊ3・ガイナーレ鳥取です。

ヴェロスは、序盤から積極的に攻撃を仕掛けます。

試合が動いたのは前半20分でした。上米良の縦パスから松本がシュート！ヴェロスが先制します。

このあと、試合は雷の影響で一時中断。約30分後に再開されますが、ヴェロスは集中力を切らさず、攻撃の姿勢を貫きます。

後半16分、フリーキックのチャンス！キッカーの永吉が直接ゴールを狙います。

そして、後半22分、ボールを奪った山田が中村へパス。最後は上米良！このシュートが見事に決まり、2対0とリードを広げます。

しかし、後半31分でした。鳥取にフリーキックを決められ失点。1点差に迫られます。

それでもヴェロスは攻撃の手を緩めません。

終了間際には相手の猛攻を受けますが、守護神・中山を中心にゴールを守ります。

試合はこのまま、ヴェロスが2対1で鳥取に勝利。2回戦進出を決めました。

（小寺真人監督）
「（雨で）ピッチ状況に変化がある中で、選手たちがしっかりそれに適応して、勝つためのプレーをしてくれた。全国にこの都農の町、このクラブをアピールできるチャンスだと思うので、思い切って戦っていきたいと思います」

ヴェロスクロノス都農の天皇杯2回戦は6月11日、愛知県豊田市でＪ1・名古屋グランパスと対戦します。