宮崎県串間市の幸島に生息する国の天然記念物・野生のニホンザルに今年初めてとなる赤ちゃんが誕生しました。

今年初めての野生のニホンザルの赤ちゃんは、京都大学野生動物研究センター幸島観察所の職員が5月21日に誕生を確認しました。

梅雨真っ盛りの中での小さな命の誕生。母ザルに抱かれておっぱいを飲む赤ちゃんザルは、カメラに向かって顔を見せることはありません。

しかし、撮影を始めて約3時間…。母ザルも眠気がさしたのか、おっぱいを飲み疲れた赤ちゃんザルの寝顔をようやく見ることができました。

（訪れた人は）
「おなかにしがみついて落ちそうになった時、少し顔が見えた。母親が大事に抱えているので撮影は難しい」

幸島のニホンザルの出産は、6月から7月にピークを迎え、8月ごろまで続きます。