NOW ON AIR !

番組表
HOME ニュース

2025年06月02日 18時48分

「この景色は一生の宝物」延岡市出身で大相撲の元琴恵光・尾車親方 涙の断髪式

延岡市出身で大相撲の元琴恵光・尾車親方の断髪式が5月31日、東京の両国国技館であり、多くのファンが最後の勇姿を見届けました。

元琴恵光・尾車親方の断髪式には、家族をはじめファンや支援者など宮崎県内からも多くの人が詰めかけました。

土俵では、相撲の禁じ手を面白おかしく紹介する初っ切りや十両力士による取組が行われた後、尾車親方が大銀杏姿で最後の一番に臨みました。

相手に選んだのは、師匠・佐渡ヶ獄親方の息子で小学生のころから胸を貸してきた大関の琴櫻。
尾車親方がすくい投げで琴櫻を下すと、会場からは大きな歓声が上がりました。

このあと行われた断髪式では、河野知事をはじめ、支援者や相撲関係者などあわせて約270人がハサミを入れました。

元琴恵光の尾車親方は「小さな鉄人」とも呼ばれ、2007年の初土俵以来1043回連続出場、16年間休場はありませんでした。
小兵力士でしたが「時間は有限、成長は無限」を信条に日々努力を重ね、最高位は幕内・前頭4枚目で去年引退、17年間の土俵生活に別れを告げました。

そして最後に師匠の佐渡ヶ獄親方が大銀杏を切り落とすと・・
断髪式を終えた尾車親方は感謝の言葉を述べました。

(元琴恵光の尾車親方)
「皆さんの存在はいつも私にとって大きな力であり心の支えでした。きょうこの景色は一生の宝物です」

(元琴恵光の尾車親方)
「胸がいっぱいで不思議な空間だった。自分の経験を弟子たちに伝え強くなってくれたらうれしい」

髪を整え凛々しい姿になった尾車親方は、親方としての次の目標を見据えていました。

6月4日(水)

6月3日(火)

6月2日(月)

5月30日(金)

Top