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番組表

2025年06月13日 18時20分
航空自衛隊新田原基地 T-4練習機の飛行再開へ 地元・新富町の住民は
愛知県での墜落事故を受け、飛行見合わせとなっていた航空自衛隊のT-4練習機。6月13日から順次飛行が再開されることついて、新富町民からは複雑な声が聞かれました。
5月14日、愛知県犬山市の池に航空自衛隊・新田原基地所属のT-4練習機が墜落し、隊員2人が死亡しました。
この事故を受けT-4練習機は飛行見合わせが続いていましたが、6月12日に航空自衛隊は「機体の点検や操縦者に対する訓練などの対策を行った上でT-4練習機の飛行を順次再開する」と発表しました。
(航空自衛隊 内倉浩昭航空幕僚長)
「戦後、最も厳しく複雑な安全保障環境の中で、国民の命と平和の暮らしを守り抜くため、航空自衛隊としましては、新たな操縦者の養成とともに操縦者の技量維持のためにもT-4練習機の飛行再開は不可欠であると考えている」
一方で事故原因の調査が続く中での飛行再開に、新富町民からは複雑な声が聞かれました。
(町民は)
「順々に訓練していかないと、戦闘機に乗れないのだろう。仕方ない」
(町民は)
「仕方ないわね。防衛力を強くしとかないと」
(町民は)
「もうちょっと、墜落した原因がはっきりしてからじゃないと不安ですね、やっぱり」
(町民は)
「再開は知らなかったです。心配は心配ですよね」
新田原基地は、基地に配備されているT-4練習機の点検と操縦者への教育は全て終わっているとしたうえで、F-15戦闘機での訓練を優先するためT-4練習機の飛行再開時期は未定としています。