番組表

2025年06月16日 18時20分
「一時的には助かりますけど…」“1人2万円”現金給付 石破首相表明に宮崎県民は
石破総理大臣は6月13日、参議院選挙の公約に国民1人あたり2万円の現金給付を盛り込む方針を表明しました。食料品などの値上がりが続く中、県民の皆さんは、どのように感じているのでしょうか。街の声を聞きました。
(石破茂首相)
「決してバラマキではなく、本当に困っておられる方々に、重点を置いた給付金を来たるべき参議院の公約に盛り込むよう、検討するように指示したところであります」
石破首相は13日、国民1人あたり「2万円の給付をベース」とした上で、子供と低所得世帯の大人には1人2万円を加算する方針を示しました。夫婦と子供2人の4人家族では、大人1人に2万円ずつ子供1人に4万円ずつで合わせて12万円が給付される計算です。
石破首相が表明した現金給付に街の人は…。
(60代男性)
「あんまり期待はしていないですね。こないだまで石破首相は「現金給付はしない」と言っていたけどコロコロ変わるから」
(70代女性)
「ずっとそれが継続的にいただけるのなら喜んでいただきますが、その場しのぎでしょ、いつも」
(80代男性)
「一時的には助かりますけど、逆に今度、後期高齢者医療保険や医療費など、そういったものが上がれば、結局は一緒じゃないかと思うんですよね。焼け石に水というか」
子育て中の女性からは…。
(30代女性・子供3人を子育て中)
「子供だけで結構もらえるはもらえるんですけど、物価とかすごい高くて、2万で足りるのかなというのが一番ちょっとひっかかったところではあって」
(30代女性・子供1人を子育て中)
「もちろん嬉しくは思うんですけど、給付して改善される問題なのかなというのが、やっぱりちょっと思うところです」
食料品などの値上がりで生活の負担が増す中、取材した人全員が「素直には喜べない」と答えました。
一方、野党が主張する消費税などの減税については…。
(20代女性)
「するべきだと思います。景気が悪くなると、他の国は下げていると良く見るので、日本もそうするべきじゃないかなと思います」
(30代夫婦)
「ありがたい話なんですけど、でも結果そこを減税したとしても、またどこかで搾取されるので、結果同じなんじゃないかと。あんまり期待はしていないです」
参議院選挙は7月3日公示、20日投開票となる見通しで、物価高対策が一つの争点となりそうです。