31日午後10時4分ごろ、日向灘を震源とする最大震度3の地震がありました。専門家は、今回の地震が8月8日に起きた最大震度6弱の地震の「割れ残り」の領域で発生したとして、今後の地震活動に注意を呼びかけています。

31日午後10時4分ごろ、日向灘を震源とする地震がありました。地震の規模はマグニチュード4.7、震源の深さは30キロです。

各地の震度は、以下の通りです。
震度3　宮崎市

震度2　日南市、串間市、国富町、綾町、西都市、高鍋町、川南町、美郷町、高千穂町、都城市、小林市、三股町、高原町

震度1　延岡市、日向市、新富町、木城町、都農町、門川町、椎葉村、えびの市

京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教によると、この地震は、8月8日に起きたマグニチュード7.1の地震の「割れ残り」領域の北側で発生しました。1996年10月には、同様の震源域でマグニチュード6.9の地震が発生する12時間前から前震活動が始まっていて、1931年もマグニチュード7.1の地震が発生する15時間前から前震活動があったということです。

その上で、「今回の地震が前震かはわからないが、今後もこの場所でマグニチュード4から5程度の地震が継続する場合は注意してほしい」と呼びかけています。