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秋雨と梅雨 2018年09月07日
週末以降も秋雨前線が停滞する予想で、くもりや雨の日が続きそうです。
長期間の雨が続くのは梅雨も同じなので、6月の梅雨の時季と同様に9月の降水量も多くなっています。
宮崎市の平年の月間降水量は、1位が6月で429.2ミリ、2位が9月で354.6ミリなので、どちらも降水量が多い時季となっています。
ただ、観測史上最大となった24時間降水量に注目すると、意外なことが分かります。
6月の観測史上最大の24時間降水量は、252.5ミリ(2012年6月24日)だったのに対し、9月はその倍以上に当たる560.5ミリ(1990年9月29日)。
なお、9月は上位10位まで250ミリを超えているので、1位になった日だけに極端に降った、というわけではありません。
この結果が意味していることは、
梅雨:長期間の雨となるが、1度に降る雨が少ない
秋雨:雨が降る日数は少ないが、1度に大量の雨が降る
ということです。
なお、10月も同じ傾向となっていて、平年の月間降水量は181.8ミリなのに対し、観測史上最大の24時間降水量は589.5ミリ(1939年10月16日)となっています。
秋の雨の特徴として、秋雨前線が出来ているところに台風の影響が加わることで、梅雨前線よりも一度に大量の雨を降らせてしまうんです。
この週末は、台風になりきれなかった熱帯低気圧が秋雨前線に取り込まれるため、まとまった雨になるおそれがあります。
今後の最新の気象情報などにご注意ください。