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台風一過の夕焼け 2018年10月09日
先週から新たな試みとして、天気に関する疑問を募集しています。
さっそく昨日は、告知から1番早く届いた疑問を紹介させてもらいました。
台風(24号)が去った後の夕焼けがいつもよりキレイだったのはなぜですか、という疑問なのですが、いつものようなオレンジ色ではなく、ピンクがかった夕焼けだったようです。
では、どうして夕焼けの色が変わるのかというと、私たちが見ている太陽の光(可視光線)の性質によるものなんです。
光を分解すると、主に赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色に分かれます。
また、色によって波長が異なっていて、青や紫色は波長が短く、オレンジや赤色は波長が長くなっています。
太陽の光は大気の中を通って地上に届くのですが、昼間は真上から届くので、大気を通る距離が短くなっています。
このため、波長の短い青い光がよく散乱されて青空になります。
一方、夕方になると太陽の光は真横から入るため、長い距離を通ることになります。
すると、波長の長いオレンジ色の光が届くんです。
そして、疑問にもあった、台風が過ぎ去ったあとの空ですが、大気中には水蒸気が残っているため、オレンジの光も進みにくくなります。
オレンジよりも波長の長い赤い光だけが届くため、赤やピンクの夕焼けになるんです。
条件によっては、こんな鮮やかなピンクになることもあるようです。
https://weathernews.jp/s/topics/201807/130215/
台風一過の夕方だけでなく、「雨のち晴れ」の予報が出ているときは夕焼けに注目すると、いつもとは違う色の夕焼けに会えるかもしれませんね。
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