今朝９時ごろ、フィリピンの東の海上にあった熱帯低気圧が発達し、台風第１号が発生しました。

昨年の台風第１号の発生は、観測史上２番目に遅い７月の発生となりましたが、今年は昨年よりも２ヶ月以上早い発生です。

過去の台風の発生状況を踏まえると、４月時点では１～２個の台風が発生していることが多いため、第１号の発生が特段早いわけではありません。

昨年は第１号の発生が遅かったため、年間の発生数も平年より少なくなるかと考えられましたが、７月から10月までの短期間で集中的に台風が発生したことで、振り返ってみると発生数は平年並み（平年が25.6個に対し、2016年は26個）となりました。

さらに、日本への上陸数も多く（平年が2.7個に対し、2016年は6個）、例年では台風の上陸が少ない北海道や東北地方に相次いで上陸したため、甚大な被害も発生しています。

これから夏・秋にかけて発生する台風が増えてくるので、改めて防災への備えをしていかなければと思います。