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番組表
日向灘では5mのしけ 2017年10月06日
昨日の時点で海がしけることが予想されていましたが、今朝9時の波浪の実況では、日向灘で5メートルを超える高波となっています。
台風や発達した低気圧が接近する際に、波の高さが5メートルを超えることはよくあることで、実際に先月九州に上陸した台風18号が通過したときは、海上では10メートル近い猛烈なしけとなっていました。
今回九州を通過している低気圧や前線はそこまで発達しているわけではないのですが、海上の波だけは台風並みです。
ここまで波が高くなったのは、長時間続いた東からの風が原因です。
波は沖合から陸地に向かって進んできますが、風も沖合から陸地へ向かう流れだと、波を高める効果があります。
今週は、水曜日頃から高気圧がゆっくりと東日本を東へと進んでいたため、高気圧の南側にあたる日本の南の海上では、東からの風が長時間続いていました。
風向きがほぼ一定し、太平洋という広い海上を長距離に渡って風が吹き続けたことで、台風並みの高波を引き起こしたということなんです。
高波はあすには弱まる見込みですが、もう少しうねりが残りそうなので、3連休に海のレジャーに出かける方はご注意ください。