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酒井晋一郎

天気のサカイ目

風速とジョギング 2018年02月05日

九州南部には、今シーズン最も強い寒気が入っており、また北西からの風が強くなっているため、体感的にも寒さに拍車がかかっています。

よく大淀川の河川敷をジョギングしていて、川沿いを下ってから同じ道を折り返して帰ってきているのですが、昨日は夕方6時ごろに走っていました。

ジョギングの前半は追い風になるので、あまり風の強さは感じられなかったのですが、折り返してからは向かい風になるため、一気に風が強くなるように感じます。

向かい風なので強い風を感じるのは当然なのですが、折り返した瞬間から想像以上に風が強くなったので不思議に思っていたところ、大事な要素を忘れていることに気づきました。

それは、「本人の走る速さ」です。

走る速度を時速9キロ(計算しやすい数値)と仮定し、秒速に換算すると

9,000m(9キロ)÷3,600秒(1時間)=秒速2.5

私が走っていた昨日午後6時の宮崎市の風速は秒速5.4mなので、走っている本人の速度を差し引きし、ランナーが感じる風速を単純計算で求めると、

行き(追い風): 風速5.4m - 本人の速さ2.5m = 2.9

帰り(向かい風): 風速5.4m + 本人の速さ2.5m = 7.9

行きに対して、帰りの方は身体が感じる風速は倍以上になっている、ということになります。

向かい風が強いのは当たり前のように感じますが、こうして数値化して考えてみるとイメージしやすくなりますね。

 

台風の進行方向右側と左側で風速が異なるのは、これと同じ原理なのですが、その解説は台風シーズンが近づいてきたときにすることとしましょう。

 

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