前回の投稿では、大まかな地域を絞ってきましたが、ここまで絞れればあとは現地の気象データの分析です。
アメリカ海洋大気庁にアメリカ国内の観測地点の平年データが掲載されている（https://www.ncdc.noaa.gov/ghcn/comparative-climatic-data）ので、ひたすらデータを眺めていきます。

ワシントンD.C.は寒すぎ、マイアミは暖かすぎだったので、地図帳を片手にその中間付近の地点を探していったところ、

・サウスカロライナ州チャールストン
・ノースカロライナ州ウィルミントン
・バージニア州ノーフォーク

の３地点の気象データが近いことが分かりました。
なお、アメリカには梅雨がないため、日本と比べて全体的に降水量は少なめです。

「地図上ではこのあたりですね」

といった話を報道部内でしていたところ、報道デスクから、

「宮崎市と姉妹都市交流をしている都市が、バージニアビーチ市だったはず。」

との指摘があり、あらためて地図をのぞきこんだところ、３地点のうちの１つであるバージニア州ノーフォークから数十キロ離れたところにバージニアビーチ市がありました！

後日宮崎市の姉妹都市交流の担当者に取材をしたところ、元々人の交流があったことに加え、気候も似ていたことも姉妹都市を結ぶことになった要因だったのでは、との話でした。

ちなみに、宮崎市上野町には、両市の姉妹都市交流を記念したバージニアビーチ広場があります。

何気なく通るところなので、知らなかった人も多いかもしれません（私もです...）。

街中を訪れた際は、広場まで足を延ばしてみてはいかがでしょうか。