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酒井晋一郎

天気のサカイ目

こいのぼりの泳ぐ方向 2021年04月30日

あすから5連休で、端午の節句ももうすぐですね。
連休中は晴れや雨の日が目まぐるしく変わって、天気が変わりやすいのですが、月曜日の憲法記念日は高気圧に覆われて、安定した晴れの天気となりそうですね。

 

今回は、高気圧の特徴を踏まえて、こいのぼりの泳ぐ方向を考えてみました。

 

北半球では、高気圧は時計回りに回転しているので、こいのぼりも高気圧から吹き出す風に向かって泳ぎます。

210503予想天気図加工.jpg

 

月曜日は、高気圧の中心付近がちょうど九州を通過していくため、九州の中でも風向きが変わり、こいのぼりは別々の方向を目指していきますね。

210430-1.jpg
離れた地点を同時に観測することができれば、高気圧の動きを地上からも見ることができるのですが、定点カメラをたくさん設置しないといけないので難しいですね。

 

ただ、宮崎にいながら、高気圧の動きを感じる方法があります。

それは、時間ごとの風向きの変化を確認することです。

 

月曜日の一日の風の流れですが、

午前中は北風、

210430-2.jpg

 

次第に西風になって、

210430-3.jpg

 

夕方以降は南風に変化しています。

210430-4.jpg

 

高気圧の回転に合わせてこいのぼりの泳ぐ方向も変化するため、同じ場所にいながらにして、高気圧が通過していく様子を感じられそうです。

 

なお、高気圧の位置によって、風向きの変化も異なっています。

南側を通過する場合は、反時計回り、

北側を通過する場合は、時計回りに変化していきます。

 

こいのぼりの泳ぐ方向を観察しながら天気図をチェックすると、上空の変化を身近に感じられるかもしれませんね。

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