NOW ON AIR !
番組表
夏至の「時間」 2021年06月18日
梅雨も後半に差し掛かり、来週には夏至を迎えます。
今回のサカイ目のコーナーでは、こんな穴埋め問題を紹介しました。
夏至前後は、1年のうちで
○○の時間が最も長く、
□□の時間が最も短い
空欄には、似て非なる言葉が入ります。
○○の方が分かりやすいのですが、
「昼間の時間が最も長い」
つまり日の出から日没までの時間が長い、ということです。
そして□□の方は意外に難しいです。
夏至の頃は梅雨の真っただ中なので、
「日照時間が最も短い」
晴れる日が少なく、直射日光が届く時間が最も短い時期なんです。
昼時間と日照時間(平年・宮崎市)を比べたものがこちらです。
日出から日没までの昼時間は、夏至には最も長くなって14.3時間。
なお、日照時間は年間平均では6時間弱なのですが、夏至の頃には3.6時間の短さで、グラフが明らかにへこんでいることが分かりますね。
つまり、太陽が出ている時間は長くても、ほとんど雲に覆われている状態なので、昼時間が長くても日照時間が短くなってしまうんです。
ただ、裏を返せば、これから少しずつ晴れる日が多くなり、日照時間も増えるサカイ目に当たるタイミングだと言えるので、引き続き防災対策をしながら、梅雨の後半を乗り切っていきたいですね。