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酒井晋一郎

天気のサカイ目

乾燥する季節 2021年12月10日

今日は空気が湿っていたものの、今月は晴れる日がつづき、空気も乾いてきています。

今シーズンになって、乾燥注意報が発表されたのは1回だけですが、注意報を発表する基準は2つあります。

 

その1つが、日中の最小湿度です。

宮崎県では40%以下が目安となっていて、今週は基準を下回る日が多くなっていました。

 

そしてもう1つの目安が、実効湿度という数値です。

これは聞き慣れない言葉なのですが、木材の乾燥度合いを示しています。

数字は公表されていませんが、65%以下が基準となっています。

なお、実効湿度は数日分の数値を踏まえて計算するため、空気の乾燥が続くと、じわじわと実効湿度も下がり、乾燥注意報の発表となります。

 

ここで乾燥に関する雑学です。

 

乾燥の「乾」という漢字ですが、この由来を紹介しておきますね。

211210-1乾く.jpg

右側の部分にある、にょろっとしたところが特徴的な漢字ですが、この部分は動きのとおり、上に高く上がることを意味しています。

また、右上の横に伸びている部分は旗が風になびく様子を表しているそうです。

さらに、左側には太陽を示す「日」がありますね。

太陽が旗のように高く上がって、明るく照らし、乾かすことを意味しているそうです。

211210-2乾く.jpg

 

冬の時季は、日没の時刻は早くなっていますが、太陽がしっかりと照らして晴れる日が多くなっています。

また、九州山地から吹き降ろしの風も強くなりやすいので、改めて、火の元・火の取り扱いに注意して過ごしましょう。

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