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番組表
長い距離の簡単な測り方 2022年05月20日
今週は前線が九州から南に遠ざかっていたため、晴れた天気が続きました。
これから梅雨の時季に入ると、梅雨前線の動きが気になりますが、前線からの距離がどれくらい離れているかによって、ある程度天気を知ることができます。
あくまで目安としてなのですが、
前線から300キロ以内では雨、500キロ以内ではくもり、500キロ以上離れると日差しが届き始める、と言われています。
100キロ以上の距離を測るのは大変ですが、天気図上の緯度を利用すると、大まかな距離を簡単に測ることができるんです。
今朝9時の天気図を利用して距離を測ってみましょう。
地図上に描かれたタテの線が緯度の線で、ヨコの線の経度の線によって緯度が10度ごとに区切られています。
緯度の長さは1度につき約110キロなので、10度では約1100キロですね。
ということは、この半分くらいの距離がだいたい500キロとなるんです。
この方法であれば、目分量で500キロを測ることができるので、前線から500キロのラインは九州のすぐ南の海上に引くことができますね。
簡単な方法なので、実践してみてください。