6月27日に九州南部で梅雨明けが発表されて以降、全国的に梅雨明けし、厳しい暑さが続いています。

あす以降はくもりや雨の日が多くなりそうですが、梅雨明け後に現れる、ぐずついた天気のことを「梅雨の戻り」と言います。

なお、今回の「梅雨の戻り」では、梅雨の代名詞でもある「梅雨前線」が戻ってくるわけではありません。

梅雨を終わらせた「太平洋高気圧」が南の海上に戻ることで、台風からの湿った空気が入りやすくなって「梅雨の戻り」と言える天気になりそうなんです。

では、高気圧が戻る様子をみていきましょう。

梅雨明けの判断をする際には、上空６０００ｍ付近の高気圧を参考にしており、今日も太平洋高気圧が日本列島を広く覆っていました。

あすの朝の予想では、

あまり目立った変化はありませんが、

　
あさっての朝には、

明らかに高気圧の範囲が狭くなって、高気圧が南へと戻っていることが分かるでしょうか。

週明け月曜日の朝には、

日本列島から離れてしまっています。

太平洋高気圧の勢力が弱まったところに台風４号が北上するため、今後の最新の台風情報や気象情報に注意が必要です。