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梅雨のような天気 2022年07月15日
きょう7月15日は、平年の九州南部の梅雨明けの日となっていて、本来なら名実ともに本格的な夏が到来している時季ですね。
ただ、今朝は前線が九州にかかって猛烈な雨が降ったところがあり、梅雨の終わりごろに戻ったかのような天気となりました。
梅雨の末期には大雨になることがよくありますが、ここで問題です。
こちらのA、Bの天気図は、去年の梅雨の終わりごろの天気図ですが、九州で大雨を降らせた天気図は、A・Bのうちどちらでしょう。
正解はBの天気図です。
このときは、前線に向かって暖かく湿った空気が前線に向かって流れ込み、九州南部で発達した雨雲が次々と発生して線状降水帯となり、
えびの市や鹿児島県・熊本県で大雨特別警報が発表されました。
Bの天気図のように、暖かく湿った空気が九州に向かって流れ込むパターンでは、九州で大雨となりやすいんです。
過去の事例を見ても、
九州に暖かく湿った空気が流れ込んで大雨となった、令和2年7月豪雨(球磨川豪雨)や、平成30年7月豪雨(西日本豪雨)のときも同じような天気図です。
今夜も大雨を降らせやすい位置に前線が停滞し、線状降水帯が発生して危険な雨の降り方をするおそれがあります。
来週にかけても梅雨のような天気が続くため、天気図も参考にして、防災への備えをしておきましょう。