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酒井晋一郎

天気のサカイ目

「暑い」の成り立ち 2022年08月05日

間もなく立秋を迎えますが、暑い日が続いています。

今回は、「暑い」という漢字に注目して見ました。

 

文字を分解してみると、

220805暑のなりたち1.jpg

上に太陽や日光を表す「日(ひ・にち)」、

下は「~する人」という意味の「者(もの・しゃ)」で構成されています。

 

「日」の方は太陽を意味しているので、暑さに関係していることが分かります。

ただ、「者」が使われているのは不自然に感じたので、「者」という漢字を深堀りしてみました。

 

「者」の成り立ちを見ていくと、

220805暑のなりたち2.jpg

象形文字から成り立っている漢字のようです。

 
下の部分が、小さなかまどやこんろを表していて、その上に小枝や柴を載せて火を焚いているところなので、

火の強さが集中していることを意味する言葉だったんです。

 

一見すると、「者」という漢字は暑さとは関係ないように感じますが、

「者」の上に「日」を置けば、「暑」という漢字になるし、

「者」の下に4つ点を打つと、「煮」という漢字になるので、

ちょっと見方を変えてみると、暑さに関係しているものだと分かりますね。

 

週末以降、猛暑日になる日は少なくなりそうですが、残暑が厳しくなるので、引き続き熱中症対策を行っていきましょう。

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