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番組表
竜巻が発生しやすいエリア 2022年09月02日
非常に強い台風11号が北上しており、大雨などの影響が懸念されます。
なお、台風が東シナ海を進んでいるときに、発生しやすい現象の1つが竜巻です。
県内で竜巻が発生する際には、九州と台風との位置が関係しています。
こちらが、実際に県内で竜巻が発生した時の天気図です。
それぞれ、2006年9月17日、2018年9月29日、2019年9月22日の天気図で、延岡市や綾町で竜巻が発生しました。
いずれのケースでも、台風が東シナ海の海上に進んでいて、九州から見て西から南にかけての海上に台風が進んでいることが分かるでしょうか。
実は、台風の内部でも竜巻が起こりやすい場所があって、
台風の中心からやや離れた、台風の北東側、右上に当たる場所で、次々と積乱雲が発達し、竜巻がよく発生することが分かっています。
つまり、台風が九州の南西の海上に近付くときは、竜巻にも注意が必要となります。
今後、長期間つづく大雨に警戒が必要ですが、植木鉢や自転車など、飛ばされやすいものは早めに室内に移動するなど、暴風や竜巻などの激しい突風への備えも必要です。