くもりや雨の天気のときによく耳にするのが前線ですが、前線とは、暖かい空気と冷たい空気など、性質が異なる空気や気団の境界線のことを言います。

この数日間のすっきりしない天気は前線の影響か、と感じるかもしれませんが、

今朝の衛星画像を見ると、

前線が伸びているのは関東の南の海上までとなっています。

なお、前線をどのように描くか、厳密な基準が決まっているわけではありません。

例として、今日午前９時の天気図を、日本の気象庁が作成したものと台湾の中央気象局が作成したものとで並べて比較してみました。

日本の天気図では、前線は関東の南の海上まで引かれているものの、台湾の天気図では、日本の東の海上までで前線が止まっていますね。

　
このように、国や地域によって、前線を描くかどうかの判断は変わってきますし、担当者や時期によっても、若干のばらつきが出てきます。

この週末の予想天気図では、九州付近で前線は予想されていませんが、雨は降りそうなので、前線が発生するかどうかについても注目して見てください。