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「接近」の定義 2022年10月28日
台風シーズンは過ぎたものの、昨日発生した台風22号が沖縄の先島諸島に接近する可能性があるようです。
ところで、台風の「接近」は、これまでによく耳にしているかと思いますが、気象庁によって、用語が定義されていることをご存知ですか。
それは次のうち、どちらでしょう?
A 台風の強風域に入ること
B 台風の中心が一定距離に近付くこと
正解は、
「B」で、気象台などの施設から「一定の距離に近付く」ことなんです。
では、九州南部の場合を例に、具体的に見ていきましょう。
気象台などの施設は気象官署等と呼ばれており、九州南部には、宮崎県内で4か所、鹿児島県内で5か所、合計で9か所あります。
このいずれかの気象官署等から、台風の中心が300キロメートル以内に入った場合、台風が九州南部に接近した、と言えるんです。
台風22号が東寄りに進んだ場合は、沖縄に接近し、九州でも湿った空気の影響を受けそうです。
うねりや高波の影響もあるため、今後の予想進路にご注意ください。