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酒井晋一郎

天気のサカイ目

九州南部で梅雨入り 2019年05月31日

今日はお昼ごろから弱い雨が降り、九州南部で梅雨入りが発表されました。

昨年より5日早く、平年と同日の梅雨入りとなっています。

190531文化公園.jpg

雨に濡れる文化公園のハナショウブ


梅雨入りしたばかりですが、やはり気になるのが梅雨はいつまで続くのか、ということですね。

梅雨は広範囲の地域に渡る現象なので、エルニーニョ現象といった大規模な現象の影響を受けます。

エルニーニョ現象とは、簡単に説明すると海水温の変化に関する現象で、太平洋の東側で海水温が上がり、反対に西側では下がる現象です。

太平洋の西側で海水温が下がると、日本付近では高気圧の勢力が弱まるため、夏は気温が低く、日照時間が少なくなる、という傾向があります。

190531エルニーニョ現象.jpg

「エルニーニョだから必ずこうなる」というわけではなく、あくまでの傾向がある、ということです。

 
そしてエルニーニョ現象と梅雨入り・梅雨明けの時期の関係についての統計がこちらです。

190531梅雨入り・明け出現率.jpg

梅雨入りの時期については「並み」の割合が46%と最も高くなっているため、エルニーニョ現象の発生と梅雨入りの時期には、関係性がないといえます。

実際に今年は平年と同じ日の梅雨入りとなりました。

一方で、梅雨明けの時期についてですが、「早い」の割合が15%と低い一方、「遅い」の割合がおよそ5割で最も高くなっています。


この2つの統計を踏まえてまとめると、、、

190531きょうのまとめ.jpg

ふと学生の頃を思い出したので、数学の授業風に板書してみました。

左隅にいる人物は私のつもりです(笑)


梅雨に入ったばかりですが、日曜日は大雨のおそれがあるので、最新の天気予報や気象情報にご注意ください。


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