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延岡市で竜巻発生 2019年09月24日
台風17号の接近に伴って、22日8時半ごろに延岡市で竜巻とみられる突風が発生し、後日調査により、竜巻であったことが確認されました。
延岡市では、2006年に台風13号が接近した際にも竜巻が発生しています。
どちらの場合でも共通していたのが、台風と宮崎県との位置関係です。
当時の天気図と22日朝の天気図を並べて比較してみると、どちらも薩摩半島から西~南西の海上300キロ付近に位置していて、宮崎県は台風の中心からやや離れた北東付近に位置しています。
台風との位置関係がこのようになっているときに、宮崎県では沿岸の地域で竜巻が発生しやすくなります。
なお、竜巻の発生を正確に予測することは難しく、竜巻発生確度ナウキャストで「発生確度2」のエリアが現れて竜巻注意情報が発表されても、実際に竜巻が発生する確率は10%程度となっているのが現状です。
ただ、竜巻注意情報が発表されているときは、竜巻などの激しい突風が発生するおそれが非常に高まっているため、安全確保に努めることが大切です。
竜巻は激しい突風でコンクリート片などを巻き込むため、家の中にいても飛来物が窓ガラスを突き破って飛んでくることがあります。
見物や撮影のために窓ガラスの近くまで行くことは避けることが必要です。
また、屋内であっても絶対に安全な場所はありませんが、トイレや浴室などといった窓のない狭い部屋であれば、危険度は比較的低くなります。
台風シーズンは今後1か月程度つづくため、竜巻に遭遇してしまった場合の安全確保も頭に入れておくようにしてください。