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酒井晋一郎

天気のサカイ目

なぜ虹はまるいのか? 2019年09月30日

7月に西都市の小学校でお天気講座を行った際にもらっていたのが、「なぜ虹は円いのでしょうか?」という質問です。
イラスト付きの回答を本人には送っていたのですが、イラストだけでは理解するのが難しそうだったので、いずれVTRにしてみたいと思っていました。

ただ、いざ実際にやってみると虹のでき方を表現することがなかなか難しく、こまごまと実験を重ねてようやく今回の「天気のサカイ目」のコーナーで紹介することができました。

さて、虹は太陽を背にしたときに正面に水滴があると現れますが、出現ポイントを左右するのが、太陽高度に対する角度です。
太陽の高度に対して、角度が40°~42°になるような場所に虹は現れます。
そして、この角度になる場所をすべて集めると円形になるんです。

190927虹が丸い理由(人右).jpg

角度が約40°の円錐形をイメージした時に、円錐の頂点が観測者の目、円錐の底辺の中央が自分の影の先端、そして底辺の円周上に沿って虹が現れる、という位置関係になります。

このような現象の検証は、実際にやってみると面白いですね。
撮影してくれたカメラマンとともに、盛り上がりながら虹を作っていました(笑)

190930現れる位置.jpg

190930合わせる.jpg

晴れているときに水撒きホースさえあれば検証できる実験なので、水を撒く時間(太陽の高度が変わる)を変えつつ、太陽との位置関係を気にしながら試してみてくださいね。

  

そして、番組の最後に荒尾アナからUMK卒業の発表がありましたが、次への新しいステップに綺麗な虹がかかるといいですね。

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