番組表
「春分」大アンケート! 2020年03月20日
今日は春分の日で、昼と夜の時間がほぼ同じくらいになる時季ですね。
なお、「春分」とは太陽が春分点を通過した瞬間で、今年は今日の12時50分でした。
「春分の日」は「春分」が属する日となります。
春分の日は、年によって3月20日だったり、21日だったりと変化しますが、これは1年間が365日より少し(6時間弱)長いことや、4年に1回うるう年があるためです。
そこで、過去100年間の春分の日は3月20日と21日のどちらが多いと思うか、UMKの社内でアンケートを取ってみました。
103人に回答してもらい、結果はこのようになりました。
「3月20日」だと思った人が40人、「3月21日」だと思った人が63人となりましたが、みなさんはどちらだと思いましたか。
正解は、
「3月20日」...23回、「3月21日」...76回、「3月22日」...1回、
アンケートの結果どおり、3月21日が76回で圧倒的に多くなっています。
なお、意外かもしれませんが22日の春分も1回あります。
20世紀初頭には、4年に1回の頻度で3月22日が春分の日となっていました。
さて、アンケート内容を年代別に分析すると面白いことが分かります。
20代では回答が20日と21日でちょうど半々、30代もほぼ同じくらいの回答になっているのに対し、40代以降では、21日と答える人の方が多くなっていますね。
これには、春分の日の日付の分布が関係しています。
1990年代までは20日と21日の春分が2年交代で起こっています。
ただ、90年より以前は、20日の春分は4年に1回に減っています。
さらに1960年以前では、20日の春分はなく、21日の春分が長く続いていたんです。
3月20日の春分の日が増えるのは直近30年ほどですから、20代・30代の方が物心つく頃には「20日の春分」と「21日の春分」が同数となっていたため、年代によってアンケートの回答も変わってきたということです。
なお、2024年以降は3月20日の春分の方が多くなります。
この結果を想定してアンケートを試みたのですが、ここまで想定どおりの結果が出てくるとは思いませんでした。
無意識のうちに過去の日付の記憶が残っていたのだと思います。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされているので、それぞれの世代間で春分の日の思い出を共有するといいかもしれませんね。